皮膚のできもの


皮膚には色んなものができます。

生まれつきあるアザやホクロみたいなものから、年齢とともに気が付いたらできているイボやオデキみたいなものまで、何にもできない人はいません。見かけも大事ですが、できものの質(たち)が良いか悪いか、それが一番重要です!(ヒトも見かけより中身が大事!!)

できものにも「顔つき」があって、見るからに悪そうなヤツもありますが、一見善人なのにホントは悪いやつまで・・・まるで「アナ雪」のハンス王子とか。


医者のなかでも専門家であるはずの皮膚科や形成外科の眼で見ても、外見だけではっきりしないできものはたくさんあります。

さて、できものに気づいた時の対処法は個人それぞれなのですが・・・

やっちゃいけないことワースト3(*個人の感想ですww)


3位:邪魔だから爪切りできっちゃいました

2位:邪魔だから爪でむしっちゃいました

1位:邪魔だからタバコの火で焼きました


痛くなかったの?いやむしろ怖くなかったの??とお聞きしたいような方々が時々いらっしゃる(;゚Д゚)

血が止まらないとか、化膿するとか、キズアトがケロイドみたいになるとか、そんなことはどうでもいい(どうでも良くないよ、本当は(◎_◎;) )けども、繰り返されるキズや炎症でミスコピーが生じて、もともと良性のものでも、いつか悪性に変化するかもしれないって教えてあげても「オレ(ワタシ)は大丈夫!!」って無敵な方が多い。 あ。。。 だからヤッチャウのか・・・・

さて本題です(◎_◎;)(前置きが長すぎるという突っ込みはムシムシ)。


できものに気づいたあと、こんな場合は特にご注意を!

①最近急に大きくなった

②出血するようになった

③変な臭いがする

ほとんどが感染(化膿)した時の症状ですが、悪性である可能性も否定できません。

反対に、気づいてからほとんど変化がない場合は99%問題ないといえますが、ごくごく稀に正常ではない細胞が潜んでいることもあります。

できものに気づいて本当は気になるけど、いきなり切られるのではないかと心配されている方へ ( ^ω^ )

最近は、できものを超拡大して撮影できるカメラを使って肉眼ではわからない情報を得ることで、切らなくても簡便的に良性・悪性の判断ができるダーマスコピーという検査が可能になりました。

また皮膚のすぐ下にあるできものも、エコー(超音波)検査である程度の診断をつけることができます。

皮膚のかなり深いところのできものは、CTまたはMRI検査まで行うことをお勧めします。

これらの検査でもわからないものは、最終的には一部または全部を切除して顕微鏡の検査を行うことになるのですが、これでほぼ正確にできものの正体がわかります。

当院ではダーマスコピー検査とエコー検査は受診当日に可能ですが、CT・MRI検査は総合病院と連携して予約を取り撮影が可能です。

気になるできもの、大きくなる前に一度近くの病院でご相談を^^

いいかげんな先生が言われること 「良性だし、まだ小さいからほっときなさい!」

おおきくなると取るのも大変なんだから(; ・`д・´)

はやと形成外科クリニック

はやと形成外科クリニックは、異常な皮膚の状態を正常に近づけ、傷をキレイに治す形成外科のクリニックです。 鹿児島県内でも数少ない形成外科のひとつとして、地域のみなさまに高度で多様、幅広い医療をご提供しております。 今回、開院2周年を記念して、さらに地域のみなさまに愛されるクリニックを目指し、この度ブログを始めることとなりました。気軽にお訪ねください!

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